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June 24, 2006
『週刊ST』6/25「TOEFL® iBT対策講座」解説
前回同様、各段落の内容を短いメモにまとめることから始めます。
第一段落;第二次大戦後のテレビ放送の発達
第二段落;50年代、広告と商業主義の氾濫と文化的均一化
第三段落;60年代、体制側、反体制側双方の代弁者
第四段落;政治家によるテレビの利用
第五段落;PBS(公共放送)の設立
第六段落;様々な立場からのテレビ批判
この作業により、3,5,7,9 のようなタイプの設問が比較的楽に解けます。
設問 1, 正解 B。形容詞 chaotic の名詞形は chaos で、既に「カオス」として日本語化しています。リスニングのキーワードとしてもしばしば使われますので正確な発音も覚えてください。敢えてカタカナ表記すると、chaotic が「ケイアーティック」、chaos が「ケイァス」になります。
設問 2 ,正解 A。
設問 3, 正解D。 ただし、パッセ-ジ内の“homogenize” ( 均一化する )、 “conformity” ( 事大主義、画一性 )、 “ to exclude diversity” ( 多様性の排除 ) や選択肢D内の “uniformity” ( 統一性 ) のような鍵になる単語、表現を知らなければ正解するチャンスはありません。ちなみに今回取り上げた問題では、いわゆる専門用語と言えるものはありません。従って、未知の単語があったら全て覚えて下さい。
設問 4, 正解 B。
設問 5, 正解C。この設問では特に段落の指定がありませんが、リーディング問題では各設問を解くための鍵になる部分は、設問番号の若い順にパッセ-ジに現れます。あわてず一問一問、鍵になる部分を捜していきましょう。第三段落の最後のセンテンスがやや難解ですので意訳を付しておきます。「1960年代のテレビは体制側と反体制側の双方の代弁者としての役割を果たした。つまり、アメリカ人を一体化へ導くような映像を流した一方で、国内の人種間の、階層間の、或いは男女間の対立を反映した、時には激化させるような映像も流した。」(最後から二行目、others は other images を指します。)
設問 6, 正解B。語彙問題としてはかなり高レベルです。 exacerbate は二百五十点レベルの動詞です。
設問 7, 正解 B。
設問 8, 正解 A。不正解の中では選択肢 B が一番惜しいのですが、政府の情報を無批判に受け入れることと、政府を貴重な情報源としてみなすことは同じ意味とはいえないのでやはり間違いです。
設問 9, 正解 B。
設問 10, 正解 D。
最後にいつも多くの受験者を悩ませる挿入問題 37を見ましょう。挿入問題では、通常、挿入されるセンテンスの中の指示代名詞、指示形容詞 ( this, those 等 ) や人称代名詞 ( her, they 等 ) が、ヒントになるケースが大半です。これらの言葉が指している名詞を文意から類推し、その直後に挿入すればよい訳です。ただし、この解法が通用しない場合もあります。ここで取り上げた設問 29 もそのような厄介なタイプです。挿入文に指示代名詞・形容詞や代名詞が含まれていないので、一つずつA,B,C,Dにあてはめて、上手く文が繋がるかどうか考えなければなりません。挿入文の冒頭に also が置かれていますので、この文は、文化評論家、もしくは少なくとも何かの分野の評論家がテレビを批評している文に続く位置に来るべきです。従って、Aはあり得ません。さらに挿入文はかなり限定的・具体的な情報を伝えていますから、この段落のまとめ、ひいてはこの長いパッセ-ジのまとめになるべきDの位置も不適当です。ということでBかCに絞られます。最後に、まず右寄り・左寄りの政治評論家によるテレビ批判をそれぞれ紹介し、その後、文化評論家の主張に言及する、という自然な流れをつくる正解Cが導かれます。
設問 11, 正解 C。
